新たに発表される小説本に添える挿絵として、イラストレーター・漫画家などにより小説の登場人物の外見・服飾などがデザインされる事がある。この場合にはキャラクターデザインではなく、挿絵、本文イラストといった呼称が使用される。
小説などを原作とする漫画化作品の場合、既存の人物イメージが薄い場合や自由度が高い場合は必要に応じて漫画化の担当者などが登場人物の外見をデザインする。挿絵などでイメージが存在する場合はそれを叩き台として漫画用のキャラクターがデザインされる。
この様な漫画・小説のキャラクターデザインの場合、アニメのような厳密な設定が作成されることは少ない。挿絵は一枚絵であり、漫画のコマ割りにしてもカメラアングルや人物動作は限定されたものになるからである。
特にライトノベルや少女文学などでは、挿絵でデザインされたキャラクターの造形に小説家側が触発されて登場人物の性格や役割が変化していく事例も見られる。また、挿絵の効果で小説家の当初のプランとは異なる脇役キャラクターが思わぬ人気を博して、登場頻度が増加するなどという事も珍しくはない。
アニメと同様、長期間連載が続いている漫画の場合は長い連載の間にデザインが次第に変化してゆく事がある。『ケロロ軍曹』の様にそれすらをもネタにしてしまう作品も存在する。
小説・漫画・ゲーム原作のアニメでは既存の人物イメージの修正作業もキャラクターデザインの一部である。すなわち漫画、小説の挿絵・イラストなどとして描かれた人物をアニメーションに適したデザインへと置き換える事である。
この場合、アニメのキャラクターデザインの担当者はキャラクターデザイン[1]、小説の挿絵・イラストを描いたイラストレーターはキャラクター原案という役職名で区別されることが一般的である。また、メディアごとのプロットの相違などの必要に応じて追加のオリジナルキャラクターもデザインされる。さらにはテコ入れの為に原作者の了解を得た上で、途中でアニメオリジナルのキャラクターをデザインし、追加投入されることもある。
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オリジナルアニメであっても、キャラクターデザインだけを漫画家、イラストレーターに発注した場合、デザイン画をアニメ用に修正する作業もキャラクターデザインの一部であるが、作画監督などが作業する場合は独立したキャラクターデザインの担当者は立てない。従ってクレジットはキャラクター原案と作画監督のみとなる。他方で、『クイーンズブレイド』[2]の様に、元のキャラクターのデザイン担当者が多岐に渡る作品をアニメ化する場合には、作中の雰囲気の統一感を持たせまた作画スタッフに対する作画の目安とする意味でも、キャラクターデザイナーによるリファインは作品制作において重要かつ不可欠なものとなる。
一方、ゲームソフト原作のアニメなどではゲームソフトのキャラクターデザイナーがそのメーカーの社員スタッフである場合などに、ゲームソフト会社側のスタッフのクレジットについては原作の会社(ブランド)名で全て一括りにされ、キャラクター原案者としての個人名が出されない事もある。また、アニメの実制作までに当該ゲームソフトのキャラクターデザイナーがメーカーから退職している場合には、同様の扱いでキャラクター原案者が明記されない事が多い。